みなさんこんにちは、お施主様のご厚意により現在工事中の『巣鴨の家』のブログを
開始させて頂きたいと思います。

 

本プロジェクトは木造3階建て延床面積141.61㎡(42.84坪)の住宅です。
設計はFAR EAST設計事務所の黒川浩之先生です。
黒川先生とは何度も仕事をご一緒させていただいていますので
現場管理との相性も良く安心して工事を進められる事と思います。

 

既に地盤改良、基礎工時、上棟までトラブルなく順調に進んでいます。

 

今日は『金属防水工事』の工事状況をお伝えしたいと思います。
住宅の防水は『FRP防水』・『シート防水』が一般的ですが
本Projectはスカイプロムナードさんの金属防水を採用する事になりました。

この写真は庇部分になりますがよく見ると右手の建物との際と
横に三本の溝があります。

 

溝部分のアップ写真です。
皆さまもお分かりの通り雨水の流れ道(側溝)を作っています。

 

ベニヤ下地の上にシートを貼り溝の部分に板金を納めていきます。
左側の建物との際には板金、横の溝には専用の排水パーツを組んでいきます。

 

横の溝の軒先部分

 

こちらが側溝側です、通常軒先に雨水を落していくのが一般的ですが
家の正面にある庇の為、雨樋を見せたくないという設計者の意図がありますので
あえて建物側に雨水が流れるよう施工していきます。
勿論、雨漏りがおきないよう、業者と何度も打合せを行い自信をもって
施工させて頂いてます。

 

軒先・建物側・横溝の板金が完了いたしました
これから金属の板を貼って行きます。。
でも横の溝は一体何のために設けられているのでしょうか??

 

横の溝は金属板の接手部分にあらかじめ用意した側溝です。
防水層は夏の暑さや冬の寒さなどなど一年を通じて過酷な状況下にある為
接手はどうしても弱くなってしまいますがこの工法はその弱点を見事に補い
接手の下に雨水の通り道を作っています。

 

金属防水の完了です、綺麗に仕上がりましたね。

 

側溝の水下部分です。
ここから雨樋に雨水が流れるように業者さんと何度も何度も打合せを重ね
制作していただきました、本当に素晴らしい出来です。

 

桝を設置して縦樋につなげて完了です。。
実際に雨樋をつけるのはまだまだ先の作業ですが、こまで考えておけば
雨樋の設置の際スムーズに工事を進められるという事ですね。。

次回も工事の進捗と共に変わった工法などをお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに!!

〔巣鴨の家〕

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施工:ASJ東京北スタジオ【株式会社オオバ工務店】
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